CADENASのPARTcloud.netに公開された3D CADの宇宙船がSF雑誌の表紙に

クロアチアのCADENAS社員が新型宇宙船を3D CADモデルとしてデザイン

CADENASが提供する3Dモデル共有ポータルPARTcloud.netに公開された宇宙船の3D CADモデルに素晴らしい栄誉が与えられました。マルソニア(Marsonia)と名付けられたこの3DモデルをデザインしたのはJosip Jakubiv、CADENASのクロアチア支社に15年勤める3Dモデリングのエキスパートです。このモデルがクロアチアのSF雑誌「Marsonic」の表紙を飾りました。

歴史と未来の印象的な融合

Josip Jakubivは、CADENASがクロアチア支社を置くスラヴォンスキ・ブロドの中心部にある古い要塞(ブロド要塞)をベースにして並外れた宇宙船をデザインしました。オリジナルの要塞の星形のデザインはそのままに、底部と上部に長いアンテナなどの未来的な要素を加えました。Maxwell Renderでレンダリングした後、作成したCADモデルをPARTcloud.netで他の3Dモデリングのエキスパートと共有し、圧倒的な反響を得ました。こうしてマルソニアはPARTcloud.net上で最も人気のあるCADモデルの1つとなりました。

しかし、それで終わりではありませんでした。この新しい3D CADの宇宙船はPARTcloud.netの外のSFファンにも知られるようになりました。マルソニアのモデルはクロアチアのSF愛好会Marsonikonによって、様々な作家による短編小説を収録したMarsonic誌の表紙に選ばれました。決め手となったのは歴史と未来の印象的な融合と、火星(Mars)を連想させるネーミングでした。3D CADモデルが印刷物の中で最大限に輝くよう、CADENASの同僚であり、経験豊富なグラフィックデザイナーでもあるIgor Pavlovが宇宙船にベストなライティングと背景を追加するべく最後の仕上げを担当しました。

30時間かけて製作した3D CADの宇宙船

Josip Jakubivは、自分の好きなテーマであるSFに取り組むのに多くの時間を費やしています。マルソニア3D CADモデルを精巧かつ詳細に構築するために、Josipは戦略的パーツマネジメントPARTsolutionsを使用して様々な部品メーカーから必要な部品を迅速かつ簡単に見つけ出し、それをダイレクトに設計に組み込みました。トータルでかかった時間は30時間に上りました。

「過去にはTレックス、狼、ワーム、ドラゴン、蟻など、様々な機械的要素を備えたクリエイティブなモデルを数多く作ってきました。しかし、マルソニアの宇宙船はスラヴォンスキ・ブロドの要塞という実際の建築物を参考にしたまったく新しいものです」(Josip Jakubiv)

歴史に興味がおありなら、3D CADモデル「マルソニア」のインスピレーションの元となった星形のブロド要塞は、クロアチア東部にあるスラヴォンスキ・ブロドで訪れることができます。18世紀に建てられたこの建築物には、郷土博物館、アートギャラリー、クラシックなスポーツホール、市庁舎などがあります。また、3Dモデルの名称であるマルソニアはスラヴォンスキ・ブロドのローマ帝国時代の名前です。

PARTcloud.netでは、マルソニア3D CADモデルをはじめ様々な創作モデルが閲覧・ダウンロードできます。

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