[事例] オンラインでの製品構成とインテリジェントなCADモデルによりグリッピングシステムの設計時間を最小化

デジタル化戦略の枠組みの中、グリッピングシステムとクランプ技術のリーディングカンパニーである独SCHUNKはCADENASのeCATALOGsolutionsを用いたデジタルツールを急速に拡張しています。アセンブリ・オートメーション向けのSCHUNKオンラインコンフィグレーターが成功を収めたのに続き、世界初のグリッパー／スイベルユニット向け3Dコンフィグレーターがスタートします。さらに、SCHUNKカタログのグリッピングシステム部品はすべて「スマートパーツ」として利用可能になりました。コンフィグレーターとインテリジェントな3D CADモデルによりシステム開発者はグリッピングシステムの計画・設計時に大幅な時間の節約とリスクの最小化を実現します。

http://schunk.partcommunity.com で数回クリックするだけで、SCHUNK SRU-plusロータリーモジュール、グリッパー、センサーから完全に標準化されたアダプタープレートまでを含めたアセンブリグループ全体をSCHUNKコンフィグレーターを使って構成できます。それから、グリッパー／スイベルモジュールは便利な3Dプレビューで確認でき、必要に応じて調整を行って、すべての一般的なCADフォーマット（2D/3D）または3D PDFでダウンロードできます。インテリジェントなコンビネーションロジックにより実現可能な構成のみが表示されます。個々に生成される部品リストには、グリッピングシステムの部品に加えてセンタリングユニットやネジなど、必要な標準部品がすべて含まれます。

SCHUNKコンフィグレーターはモジュール式のアセンブリ・オートメーションにも簡単に使用できます。これにより完全なピックアンドプレース機構を直感的に構成し、システムをアセンブリとしてダウンロードすることができます。プロセスを高速化するために、ユーザーは最初に4つのベーシックなピックアンドプレース機構の設計パターンから選び、それをカスタマイズすることができます。このツールは、10,000以上の組み合わせが可能な高性能アセンブリに対応した世界で最も包括的なモジュールライブラリに収められたグリッパー、ロータリーモジュール、リニアモジュール、ピラーアセンブリシステム全体で構成されています。

それだけではありません。SCHUNKカタログのグリッピングシステム用部品はすべて「スマートパーツ」として利用可能になりました。インテリジェントな3D CADモデルには、CADの形状データに加えて技術カタログデータと製品機能も含まれています。センサー用のマウントキットや防塵装置、省スペースタイプなどの特定のオプション・付属品やセンサー自体がモデル上で直接選択して構成できます。データシートや操作マニュアルへのリンク、SCHUNKのWebサイトへのダイレクトリンクなどもあり、簡単な方法でより多くの情報を見つけられます。これにより部品・付属品をより迅速に選択することができ、部品データの面倒な検索・調達・管理が不要となります。

さらに、メタデータを使ってCADシステムの中でモーションシーケンスのシミュレートしたり、重心・材質・環境保護基準などを考慮したりできます。従来のCADプログラムでのケースのように個々の部品からグリッピングシステムを設計し、苦労してメタデータを追加するのではなく、CADENASのサービス内でサブシステム全体を構成し、直接ダウンロードできるようになりました。すべてのデータモデルはeCL@ss 10.0に分類されており、標準化された調達・保管・保守・使用に最適な必要条件を提供します。

詳細な情報はSCHUNKのWebサイトをご覧ください。

www.schunk.com

SCHUNKのプレスリリース原文（英語）は以下でご覧になれます。

https://schunk.com/gb_en/press/press-service/press-releases/article/6928-online-configurators-and-intelligent-cad-models-minimize-design-effort-for-gripping-systems/