独アウクスブルク大学と CADENAS による KOGNIA 研究プロジェクトを「科学の夜長」で発表

AI と機械学習を用いた機械設計レコメンダーに関する研究を紹介

CADENAS は、KOGNIA 研究プロジェクトに参加しています。これは「機械学習をベースとした機械設計のためのレコメンダーシステム」です。このプロジェクトは、2022 年 7 月 16 日にドイツ・アウクスブルクで開催された「科学の夜長 (Lange Nacht der Wissenschaft)」に際して、アウクスブルク市庁舎黄金の間で発表されました。「デジタルトランスフォーメーションを指先に」というスローガンのもと、アウクスブルク大学応用コンピュータサイエンス学部の代表が、KOGNIA プロジェクトを含む最先端のソフトウェア技術を紹介しました。このプロジェクトはバイエルン州経済・地域開発・エネルギー省がスポンサーとなっています。

KOGNIA:機械学習をベースとした機械設計のためのレコメンダーシステム

CADENAS は、アウクスブルク大学ソフトウェア・システムエンジニアリング研究所と共同で、過去の設計から得た経験豊富なエンジニアの知見を自動的に処理して将来の設計に活用する可能性を研究しています。本来は個人に帰属する専門知識を、システム内に集約し、処理し、企業の全従業員が利用できるようにするものです。機械学習は、既存の設計と新たに作成された設計で共通して使われる部品などのパターンを認識するために使用されます。これをもとに、設計の過程で次に必要な購入部品や自社部品を提案したり、設計の中で異常な部品を認識したりと、エンジニアに有用な情報を提供します。この知識の伝達は、若手エンジニアからベテランエンジニアまで幅広い層にメリットがあります。

アウクスブルクでの「科学の夜長」は、2回目の開催となりました。街の中心部が講演会場、研究室、実験場になりました。市庁舎、市立図書館、マクシミリアン博物館、シェッツラー宮殿で、さまざまな講演やプレゼンテーションが行われました。研究テーマは、気候変動や医療のデジタル化から、自己学習機械や AI まで多岐に渡っています。

KOGNIA 研究プロジェクトの概要についてはアウクスブルク大学のウェブサイト (英語) をご覧ください。

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