[事例] 独Wanzl社、CADENASのPARTsolutionsを利用して新製品開発にかかる調査・設計時間を2時間以上短縮

ドイツのWanzl Metallwarenfabrik GmbHはショッピングカートの製造・販売で世界をリードするグローバルカンパニーです。年間250万台以上の製品を市場に投入し、豊富なバリエーションであらゆるニーズに応えるサービスを提供しています。ショッピングカート、買い物かご、陳列棚など様々な製品を製造するWanzl社にとって、「陳列と運搬」は最も重要なテーマです。買い物客と店舗の双方に利便性を提供するイノベーションリーダーとしてのポジションを拡大するべく、Wanzl社はCADENAS GmbHの戦略的パーツマネジメントPARTsolutionsを活用しています。

PARTsolutionsは、Wanzl社の製品開発を担当するエンジニアや設計者に、インテリジェントな3D CADエンジニアリングデータを備えたメーカーカタログへの集中管理型アクセスを提供し、新しいショッピングカートの開発を通して不必要な調査や設計にかかる時間を2時間以上短縮します。優先部品にラベルを付けることで、社内の部品の重複も減らすことができます。

2015年の導入以来、PARTsolutionsはWanzl社の製品開発の中心的なツールとなっており、700以上のメーカーカタログの3D CADエンジニアリングデータへのアクセスを提供しています。パーツマネジメントによって、設計者は探している部品を素早く簡単に見つけることができ、数回クリックするだけで選定を行ってWanzl社が使用するSOLIDWORKSのCADシステムに直接組み込むことができます。

「PARTsolutionsの多種多様なメーカーカタログは当社を納得させました。当社にとって重要な主要標準部品サプライヤーは、当社が頻繁に使用する製品と共に収録されています。3Dエンジニアリングデータを3D PDFデータシートとしてダウンロードできることも高い付加価値をもたらしてくれます。メーカーにデータシートを別途請求する必要がないため、時間を節約できます」
（Dirk Webert氏／Wanzl社　技術開発責任者）

様々なメーカーのインテリジェントなエンジニアリングデータにアクセスするのは簡単ですが、社内で不要な部品や重複した部品を作りすぎないことも重要です。これは製品のライフサイクル全体を通して多大なコストを発生させかねません。PARTsolutionsは、Wanzl社が従来行っていなかった新規部品の作成プロセスの定義づけを行います。

様々なカタログと部品は信号機のマーク付きで表示されます。購買担当者が事前に設定した定義を元に、エンジニアや設計者が使用してもよい適切な部品がPARTsolutions上で表示されます。製品開発部門で使用できる優先部品は緑色にマークされます。逆に赤色でマークされている部品は使用できません。このマークはPARTsolutionsワークステーションを持つすべてのWanzl社拠点で表示されます。

製品開発をワールドワイドで最適化するために、欧州、米国、中国にあるWanzl社のより多くの拠点でPARTsolutionsへのアクセスが可能になる予定です。

「Wanzlに新しく採用された設計エンジニアは、場所に関係なくPARTsolutionsへのアクセスが自動的に与えられます」
（Carsten Glogger氏・Ralf Müller氏／Wanzl社　CAD/PDM管理者）

更に同社は類似形状検索GEOsearchなどのPARTsolutionsのインテリジェント検索メソッドを広く活用することで、重複部品の作成を防ぎ、部品の数を一段と削減することを目標としています。

Wanzl社のPARTsolutions活用事例の詳細は以下のPDF（英語）でご覧いただけます。
Wanzl speeds up the design process of shopping carts thanks to PARTsolutions

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